ロンドン 都会のオーガニックカフェ
3/8 金曜
ロンドン滞在 初日
夜は熟睡できなかった。
カーテンが薄く、夜明かりが入ってくるのが原因。
冷蔵庫や、そして給湯器の音もうるさかった。
隣の共用シャワーの給湯器がなぜかこの部屋にあったから。
朝は近所のスーパーでカッテージチーズとパンを買った。
イタリア系のスーパーかな。
よくわからないがロンドンにはイタリア系の移民もいるようだ。
僕らの安いアパートホテルの周りはほかにも、インドやイスラムのエキゾチックなスーパーや食堂であふれている。East Hamという地区。
懐かしいインドの香辛料の匂いが漂う。
いまだにそれが何なのかはわからないが、懐かしいと感じる匂いなのだ。
パンは酸味があって美味しかった。
日本ではなかなか食べることのない全粒粉のパン。
これにカッテージチーズとはちみつをかけて食べると絶妙にうまい。
ただこのパンは、切る時にぼろぼろになるのが難点で、縦型のトースターでは焼きにくかった。
さて、僕たちは「オーガニック」というワードに興味がある。
そこでこの日はチャングが探したロンドンのオーガニックカフェに行って見た。
ファームスタンドという店。
店は賑わっていた。
ヨーロッパは日本よりもオーガニックが社会に浸透している、とは言ってもちょっと意識の高い人が多そうだ。
メニューは主菜1品と副菜2品をカウンターで選ぶシステム。
とここまで書いて、僕は食べたものを記憶するのが苦手だし描写もできない。
僕が選んだのは、スパイシーなよく似た色の3品だったということ。言えるのは。
こういうカフェで選ぶのは無理だ、いつも目移りして後悔しております。
こういう健康志向の食は自然とエキゾチックになることが多く、
しかもヨーロッパではアジアに目が向くことが多いようだ。
先進的でアルタナティブな人々はヨーガや禅などに興味を持ってることもあり、東洋を意識している。
東洋から来た僕としては、
おなじみの日本の豆腐や東南アジアのパクチー料理、インドカレーなどを、
「どうだ、ヘルシーだろ!」と差し出されてもなんだかなぁという感じがする。
食材にこだわったフィッシュアンドチップスなんかを食べてみたいものだ。
とあれこれいうが、とりあえず美味しかった。
僕は「オーガニック」をかかげるものが、果たしてどのくらい体に良いのかは知らないが、少なくとも食べて見て美味しいことは多いような気がする。
食べさせる側と食べる側の意識が大事。